美海に会いに
月の輪熊の美海(みみ)に会いに、西海国立公園九十九島動植物園森きららに行ってきました。
夏休みももう残りわずかの9月25日でした。
きっかけは、長男遼平が読書感想文で『やんちゃこぐまがやってきた』と言う本とであったからです。動物と人間とが共存共栄していく生き方を考えるきっかけとなって、ただのお話に終わらせたくなくて、家族で会いにいってみることにしました。
幸い、日帰りで行ける距離!!
バタバタと鶏たちの世話を終わらせて、高速でいくこと2時間…、佐世保市内の自衛隊の戦艦が岸壁にとまっているのを横目に通りすぎ、石岳を上がっていった先に九十九島動植物園森きららがありました。
野生のこぐまを初めて引き取った動植物園では当初、かなり手探りでお世話をしたようで、本にも出てこられる獣医さんに当時の話をきかせてもらったり質問にもこたえてもらうことができました。
平成18年に保護された月の輪熊の美海(みみ)はお母さんになって、美月(みつき)と言う女の子を出産していました。同じく保護された元気は福岡動物園にお婿さんとして行っていました。
この日はいい天気で、最後にはみんなでかき氷。夏のいい思い出になりました。
美海や元気の話が不思議と胸にじーんときたんです。引き取った動植物園の園長さんの言葉が今も考えさせられるんです。
絶滅していく動物のスピードが年々増えてきている。消えて絶滅していく動物たちは何も私たちに言いません。
地球に生きている生き物として、共に生きていく道はないのか…。人間も自然の一部としてなにができるのか、子どもたちと共に学ぶ日々です。