脊振

佐賀県神埼市 脊振町

本間農園の事務所、農園は神埼市脊振町にあります。脊振町は佐賀県北部、福岡県との境に位置する自然環境豊かな土地です。町の名前「脊振(せふり)」は福岡県との境に位置する脊振山からきています。
本間農園の園長は脊振町の地域資源研究会「せふりの風」に所属し、地域おこしの活動を仲間とともに行っています。

せふりの風 地域資源研究会 「せふりの風」

 

園長より

里山、田舎と聞くと、現代の若い人はインフラも整備されず、過疎化、高齢化が進み、娯楽も少なく不便で何もないところというイメージを持っている思います。しかし、清潔な水とおいしい空気、騒音のない静寂、星がよく見える暗い夜など、良いことがたくさんあります。また、暮らしていくには常にお金が必要という都市部とは違い、野菜やお米を無農薬で自分で作り、シイタケを栽培し、協調と労働によって木材や薪が手に入り、炭を作り、食べ物を保存し、知恵とひと手間によって心豊かな暮らしを送ることができると感じています。
震災で都市部での暮らしが有事の際にいかに脆いものかが明らかになりました。先の不透明な時代に、人が生きていく上で最も大事なものが里山にはあると思います。
本間農園のある神埼市脊振町は、旧村時代に大胆な移住政策により、子育て世代の人口の半数が他の地域からの移住者です。懐の広い地元の方と、自ら望んで引っ越してきた移住者とのハイブリッドの魅力ある地域だと思います。
また、佐賀県の北部に位置し、山を越えればすぐに福岡市、そして佐賀市、久留米市、鳥栖市などにも近くてアクセスの良い土地です。
脊振の農業者として、「せふりの風」のメンバーとして、農業体験や山村留学など、都市と里山の橋渡しの役割も果たしていきたいと思っています。